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久保田利伸「3周まわって素でLive!」勝手にライナーノーツ

デビュー30周年記念ライブのCD音源。

「久保田利伸」みなさまご存知でしょうか?日本のR&Bシーンのパイオニアでもあり、50歳を過ぎた現在でもバリバリに活躍しているレジェンドSOULシンガーであります。
あたくし実は中学生のとても多感な時期に「Such A Funky Thang!」という、とても日本人とは思えない強烈なファンクアルバムに出会ってから約30年、ずーっと一途にブレずにこのお方のファンをやっております。

そんな久保田利伸が、今年デビュー30周年(厳密には31年目)を記念して、ライブハウスツアーを行いました。題して「3周まわって素でLive!〜THE HOUSE PARTY!」。ちょっとヘンテコなタイトルですが、30周年を迎えて、敢えてコンパクトな会場で初心に帰ってライブをやろう、みたいな感じかな?と思われます。

とはいってもデビュー当時とは違い今や天下の「久保田利伸」、ライブハウスクラスではチケットが即完売状態だったらしく、なかなかのプレミアムなライブになったようです。

あたくしは諸々の都合で今回のツアーには参加できませんでした。が、今回ツアーの音源を収録したCDがリリースされたのです!なんと久保田の30年間のキャリアの中で初めてのライブCD。確かにライブDVDはいくつかリリースされていますが、ライブCDは初めてだ!

その昔のインターネット黎明期には「久保田利伸ファンサイト」を勝手に運営していたこともあるあたくしが、老体に鞭を入れつつ、昔を思い出しながら、このライブ盤を思い入れたっぷりに、熱く全曲解説!題して「勝手にライナーノーツ」

 

#1 OPENING JAM

まずライブの始まりはこの「OPENING JAM」ブーツィーズ・ラバー・バンドの「Stretchin’ Out」のフレーズの中に、ブライズ・オブ・ファンケンシュタインの「Disco To Go」フリーダムの「Get Up And Dance」などのフレーズが散りばめられるという、オールドスクール全開なナンバーです。詳しくは知らない人でも、なんとなく聞いたことのあるフレーズが入っているのではないでしょうか?そしてSOULマニアはこれを聞いてニヤリとする、そんな作りとなっており、まさにこれぞ「いつもの久保田ライブ」な雰囲気でスタート。最初からファンキー全開です。

「Stretchin’ Out」

「Disco To Go」

「Get Up & Dance」

#2 Shake It Paradise

そして#1から切れ間なく繋がって演奏されるのがこの「Shake It Paradise」。30年前のデビューアルバムのタイトルチューンです。1986年にリリースされた曲なんですが、今でも全然聞けちゃう。それにしても当時にこんな曲やってたらそりゃなかなか理解してもらえなかったでしょうねー。
ライブで演奏されるのは超久しぶりですが、「♪雨の雫も、愛の色に染まる〜」のところなんかデビュー当時と同じ歌い回しだったりして、少し感慨深い感じもします。

#3 Funk It Up

そしてさらに切れ間なく演奏されるのが「Funk It Up」#2が1986年の国内デビュー作だったのに対し、こちらは1995年の全米デビュー時のシングルチューン。日本語版もリリースされていますが、ライブでは英語バージョンで歌われてますね。DJ DAISHIZENのDJプレイも冴え渡り、ブリブリにカッコイイです。この#1から#3の流れだけでも飯が何杯も食えます。

#4 誓い

これまた懐かしい、1992年リリースのアルバム「Neptune」の一番最後に収録されているスローナンバー「誓い」。正直、かなりマニアックな曲です。これ今までライブでやったことありましたっけ?あたくしは記憶に無いんですが…。いずれししてもとてもレアです。「♪雲間から誘なう〜」のとこの歌いっぷりが大好きです。この歌、多分唄うのかなり難しいですよ。

#5 Forever Yours

続いても懐かしいスロージャム「Forever Yours」。この曲は元々、アリソン・ウイリアムスという米国の女性R&Bシンガーとのデュエット曲なんです。1990年の暮れのNHK紅白歌合戦に、久保田は最初で最後?の出演を果たします。何を歌うのか?ノリノリの「流星のサドル」とか「TIMEシャワーに射たれて」でNHKホールを揺さぶるのか?それとも定番の「Missing」を歌って全国に久保田のスロージャムを見せつけるのか?当時高校生だったあたくしはワクワクして演奏曲の発表を待っていたわけです。そして後日、新聞発表を見てみると「久保田利伸&アリソン・ウィリアムス」と書いてある。アリソン・ウイリアムスって誰?そして曲目は「Forever Yours」、これまた全く聞いたことないタイトル…。もう何がなんだかわからないまま大晦日を迎えました。
で、不安と期待でドキドキしながら紅白を見ていたら、なんと久保田はニューヨークからの生中継で登場。特にコメントなどもなく、初めて見るアリソン・ウィリアムスと一緒に、これまた初めて聞く曲「Forever Yours」を全編英語歌詞で淡々と歌い上げたのでした。当時中学生のあたくしにとってはあまりに大人チック過ぎる展開に、正直ポカーンとしたのを覚えております。今にして思えば、へそ曲がり(いい意味で)の久保田らしいなーと思いますが。
で、今回のライブツアーにも参加している久保田ライブには欠かせないバックコーラスのシンガーYURIも、当時この紅白歌合戦の放送を見ていたそうで、それ以降、この「Forever Yours」を真似て歌っていたのだそうです。YURIさん、あたくしと世代近いのかもなー。
長くなりましたが、そのYURIさんがついに久保田と「Forever Yours」を歌い上げた、ということになるわけですねー。本家アリソンにも負けない、YURIさんの歌いっぷりに注目。

「Just call my name」

YURI「LoveRespectHarmony」ダイジェスト

#6 Tomorrow Waltz

この曲もスロー。スローが3曲続きます。ここからは比較的最近の曲が続きます。この「Tomorrow Waltz」って久保田本人が結構好きなんじゃないかな?ちょいちょい歌いますよねー。曲の終わりにかけてのコーラス隊との掛け合いがかっこいいです。

#7 Upside Down

この「Upside Down」は、あたくし個人的に最近の久保田のアップチューンの中では一番好きな曲です。MVもおしゃれでかっこいい。とてもファンキーで久保田らしいナンバー。物事にはなんでも裏表、上下があるよ、そんな感じの内容を陽気に歌ってます。前回のツアーでも演奏されましたね。

Upside Down

#8 Free Style

こちらも前回のツアーでも演奏されました「Free Style」。しかもその時も#7からの並びだった気がします。せっかくならもうちょっと違った曲も聞きたかったなーなんて思うのはダメですか??全編ファルセットで歌い上げるこの曲がマーヴィン・ゲイの「Got To Give It Up」へのオマージュ(パクリではないぞ、オマージュ)であることは有名。

Got To Give It Up

#9 LA.LA.LA LOVE SONG

そしてここで「LA.LA.LA LOVE SONG」。イントロではコーラス隊がデルフォニックスの「La La Means I Love You」を歌います。その後、久保田が最初のサビをスローに歌い上げ、その後はノリノリなグルーヴに移行。曲の途中の「オオサカ、パリピーポー、ナニワ、パリピーポー」という掛け合いがファンキーで楽しい。この曲は大阪会場で収録されたんだなー。

La La Means I Love You

#10 SOUL BANGIN’〜B.LEAGUE EARLY CUP VERSION〜

続いてもバウンスでノリノリな「SOUL BANGIN’」。元は1999年にシングルリリースされた曲なのですが、最近になって「B.LEAGUE EARLY CUP」というプロバスケットボールのトーナメント大会テーマソングに採用されまして、その際に少しバスケット向けな内容に歌詞を歌い変えております。それがこの「〜B.LEAGUE EARLY CUP VERSION〜」となるわけです。このライブでのアレンジかっこいいですねー。

SOUL BANGIN’〜B.LEAGUE EARLY CUP VERSION〜

#11 Bring me up!

「ポンポンポロンポンポーン」でお馴染みのこの「Bring me up!」も最近のツアーでの定番ですが、今回はアレンジが面白い。スティーヴィ・ワンダーの「I Wish」のベースラインを、バックコーラスのタイ・スティーヴンスが口真似するところから曲が始まります。これって久保田がデビュー前に業界だけに出回った幻のプロモーション音源「すごいぞテープ」の中で久保田もやってましたよね。アレンジ全体もI Wishに少し似せてる感じがして、新鮮な感じです。これは楽しい、ライブならでは。

I Wish

すごいぞテープ

#12 SHADOW OF YOUR LOVE

この「SHADOW OF YOUR LOVE」は全編英語歌詞のスロージャムなんですが、何を隠そう2004年、あの全米の伝説的ソウル番組「SOUL TRAIN」に日本人シンガーとしては初めて出演した際に歌った曲(これと「Breaking Through」)なんですね。やっぱり久保田の30年の音楽歴の中でも当然かなりの思い入れがあった出来事だったんでしょう、そんな意味合いを感じる選曲です。

久保田利伸「SOUL TRAIN」出演時の映像

#13 Go Go Old School Medley

久保田の懐かしのナンバーをハッピーなGo Go Beatに乗せてしまう、題して「Go Go old School Medley」。ここではスティーヴィ・ワンダーの「Sir Duke」が織り込まれています。「To The Party」〜「Dance If You Want It」〜「Candy Rain」〜「北風と太陽」〜「GIVE YOU MY LOVE」〜「Keep On JAMMIN’」とオールドスクールがメドレーされます。まさか「Keep On JAMMIN’」が聴けるとは!あたくしはゴーゴーが大好き。また久保田にもブリブリにゴーゴーな曲を作って欲しいです。「TAWAWAヒットパレード」とか、「Merry Merry Miracle」とかみたいな。お願いしまーす!

Sir Duke

#14 SUKIYAKI~Ue wo muite arukou~ (with Ty Stephens)

昨年発売された「THE BADDEST ~Collaboration~」というアルバム(久保田と誰かがコラボした曲をまとめた企画盤ベストアルバム)に収録されていた曲「SUKIYAKI〜Ue wo muite arukou〜」。そのアルバムの中ではMusiq Soulchildとコラボしています、すごい!!!今回のライブでは、バックコーラスのタイ・スティーヴンスと歌っています。もちろん原曲は坂本九の「上を向いて歩こう」

久保田利伸 『SUKIYAKI ~Ue wo muite arukou~ (feat.Musiq Soulchild)』MV(Short Ver.)

 

#15 Love Rain

そしてアルバムの最後は「Love Rain」。これも最近のツアーでは定番。あたくしのカラオケでも定番。みんなの定番。ハッピーな曲でアルバムの締めです。

 

 限定版DVDにはアンコールも収録

ということで、全15曲、あたくしなりの感想を書き綴って参りました。文章のクオリティーはともかく、あたくしの熱い「久保田愛」は感じていただけたのではないかと思っておりますよ。

ちなみに、初回限定版にはアンコールの3曲(「ENCORE JAM」「Another Star~You were mine」「Cymbals」や、舞台裏の模様を収録したDVDも付いていきます。もちろんDVD付きがおすすめ!

今回は初めてのライブCDということですが、CD音源なら出先でも気軽に聴けるのはいいですね。あたくしなんかはウォーキング中にiPhoneで聴いてます。最高。

早くも次のアルバム、全国ツアーが楽しみです。
久保田師匠もあたくしもだんだんと歳を重ねてきていますので、とりあえずくれぐれもお互い身体には気をつけて、今のままいつまでも歌い続けていって欲しいものであります。

久保田利伸「3周まわって素でLive!〜THE HOUSE PARTY!」
[CD]
1. OPENING JAM
2. Shake It Paradise
3. Funk It Up
4. 誓い
5. Forever Yours (with YURI)
6. Tomorrow Waltz
7. Upside Down
8. Free Style
9. LA・LA・LA LOVE SONG
10. SOUL BANGIN’~B.LEAGUE EARLY CUP VERSION~
11. Bring me up !
12. SHADOWS OF YOUR LOVE
13. Go Go Old School Medley
14. SUKIYAKI~Ue wo muite arukou~ (with Ty Stephens)
15. LOVE RAIN~恋の雨~
[特典DVD] *初回限定生産盤のみ
~THE HOUSE PARTY~ “Eyes from The Back Door”
1. ENCORE JAM
2. Another Star~You were mine
3. Cymbals

iTunes「3周まわって素でLive!THE HOUSE PARTY!」

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